コロナ禍で本当に社会は変わるのか?

コロナ禍により、貴社は劇的に働き方が変わっただろうか?評価制度が変わり、やるべき仕事内容と責務が変わっただろうか?

DX化により、ハンコ文化が終わり、引き続き週2,3の出社体制が続き生産性も向上していくような方向性があるだろうか?

個人的には、「DX化」「JOB型雇用」といった制度や働き方が劇的に変わっていくことを望んでいるのだが、実際のところ変化は緩やかなのだろうと予測している。

参考:6/1付日本経済新聞「「供給網見直し」7割 企業、新常態探る テレワーク継続9割」

大手企業のテレワークを継続する意思は硬そうだが、ここで言うDX化とは、トランスフォーメーション、つまり変身する意味合いであり、決してテレワークを導入することが、必ずしもDX化だとは言えない。

その理由としてこのようなデータもある。

参考:6/3付日本経済新聞生産性「下がった」6割超 間違いだらけのウェブ会議テレワーク成功の勘所(2)」

この通り、テレワークで生産性が落ちている。この課題をなんとかしなければ、結局テレワークからコロナ前のような勤務にならざるを得ないストーリーもあり得る。

そのための対策として出ているのが「評価制度」と「コミュニケーション」だろう。我々はコミュニケーションが専門なので、そちらの切り口から話を展開していく。

ちょっとしたことが聞けないストレス

「●●さん、例の打ち合わせの件どうなってる?」

「そういえばあの資料、どこにあったっけ?」

「先方の●●さんと、上司の名前なんだっけ?」

こうした、人に聞けば10秒で解決するような話が、テレワークだと調べたりチャットで聞いたりと、数分?何時間と、かかってしまうことがある。

弊社でも、数十名の方とテレワークについて話をしているが、この悩みが8割以上話題に出てくる。

対面だから分かる「雰囲気・間」といった日本人独特の感性を使ったコミュニケーションも、オンラインではさすがに使えない。

小さな画面で仏頂面でいる部下の仕事の様子、生産性が気になるが、どう声をかければよいか分からない。

そんな小さなストレスが日に日に蓄積している。

正確に伝わらないストレス

対面であれば、こそあど言葉を通して会話をしても「あーあれですね!」と反応ができるが、文章ではそうはいかない。

だからといって何度も電話をかけるわけにもいかず、チャットの量がおびただしい数になっていく。

更に文章では分かりにくい部分も、文章で書くとなると、「ここでいう、“サービス”って何のことですか?」などといった脈絡が見えないが故の質問が返ってくることもある。

今まで雰囲気で伝えていたことが、いざ正確な文章に起こすと難しいことを実感する。

頭を使わなければならないから、時間も当然かかるし、オフラインではあり得なかった何往復ものやり取りが必要となってくる。

そんな小さなストレスが日々蓄積している。

洞察力と伝達力で生産性を向上する

こんな小さなストレスと戦い、生産性を向上させて成果につなげるためには、どうすればよいだろうか?

まずはオンラインでも、オフラインと同等か少し下がるレベルの生産性を保てるようにするのが最低条件だろう。

そのためには「考える力」と「伝える力」が必ず必要になる。相手の立場にたって考えて、伝えないと必ずズレていくのだ。

ズレていくのは当然だが、「なぜ」「どうやって」コミュニケーションがズレていくのか、という共通認識がなければ次回の改善につながることができない。

弊社はコミュニケーションがズレる仕組みと、どのようにコミュニケーションを改善し生産性を向上させるのか?というハウツーのプログラムがある。

これを通して洞察力と伝達力を向上していく。

オンラインでもデモで話すことは可能なので、もしご興味があればご連絡をいただけると嬉しい。